知る先見根源、ゼル氏
墓場のダンサーと言われた不動産投資のカリスマ、サム・ゼル氏が亡くなりました。享年81歳とのことです。日本が平成バブル崩壊後、不良債権を購入し、その後担保不動産の売却し多額の利益を出しました。まさに債権の墓場から巨利です。しかし何といっても先見性に驚かされたのが2006年、リーマンショック前の不動産市場活況時にそれまで買い溜めた500棟のビルを全て売り抜けたことです。不動産不況時に破綻物件を好条件で買い、それをバブル真っ盛りに売却すれば大儲けするのは理にかなっています。しかし凡人にはそのタイミングを容易に測れませんし、またいざ買い向かおうとしても不況時は資金調達が困難です。ゼル氏は資金調達にも一日の長がありました。株のバフェット氏に対し不動産のゼル氏、まさにカリスマでしたが、ついに逝去してしまい、墓場のダンサーが本当に墓場に行ってしましました。さてさて墓場までその投資の奥義は持っていってしまったのでしょうかね。。
「知る先見根源、ゼル氏」シルセンケンコンケンセルシ
2023/06/21 時事回文