賛成は少なし、足無くす廃線さ。
JR東日本が1日の輸送人数を測る輸送密度が1000人を下回る不採算路線の赤字状態を公表しました。1987年のJR民営化の時の3倍、、50路線に及んでいるとのこと。100円の収入を得るのに10000円を超える経費が掛かる路線もあり、経営内容の厳しさが明らかになりました。JR各社はこれでJR東海を除き地方路線の全国実態が明らかになりました。コロナ禍によって稼ぎ頭新幹線の売上が落ちている中でこういった赤字路線の経営を支える余裕が無くなっています。一方で赤字路線のある多くの地元では、高齢化のため運転免許を返上する人も増え、貴重な足である鉄道が無くなることから難色を示しています。鉄道員(ポッポ屋)も嘆息です。
JRも廃線を前提に考えているわけではありませんが、バスへの転換や交通税の導入などで凌がないと経営継続が難しそうです。鉄道網は地価にも大きな影響があります。地方の地価はこの面でも押し下げられていくでしょう。
「賛成は少なし、足無くす廃線さ。」サンセイハスクナシアシナクスハイセンサ
2022/08/08 時事回文