維持す営為、ESG
環境(E)社会(S)企業統治(G)を重んじるESGマネーは脱炭素を目指す企業への投資をする一方で、これに反する事業をする企業への投資は引き上げるようです。ダイベストメントと呼ばれる反ESG企業からの「投資撤退」は世界の年金基金なども行いつつあります。従って上場企業としてはESGに反する石油や石炭の関連事業部門を売却する動きが多くなっているようです。
ただその事業の売却先は非上場で、ESGマネーを必要としない企業が主体とのこと。いわば厄介払いを行っているだけです。これでは実質脱炭素が推進されていません。
建前だけのESG、言わば「臭い物には蓋」なんですね。しかし表面取り繕ってのESG投資呼び込みは今後も続きそうです。
「維持す営為、ESG」イシスエイイイイエスシイ
2022/01/14 時事回文