過信せん、深セン市か。
1990年に竣工した中国深セン市の超高層ビルが揺れています。物理的に地震でもないのに外から見ても揺れていて、入居者が避難し、ついに立入禁止になりました。高さ350mというビルですが、当時中国の独自技術でスピードアップ工事(深センスピード)でできたようです。深セン最大の電気街「華強北」に建つ「資格広場」と言う名のこのビルは建築当時中国国内では誇りある技術の結晶という扱いでした。しかし、当時国内でも建物強度を危惧する声もあっようで、今般その危惧が当たった形です。中国の技術過信だったということでしょう。しかし、アメリカのフロリダ(マイアミ)でもリゾートマンションがいきなり崩壊する事件もありました。こちらは技術過信ではなく手抜き工事のようですが。建物もコロナ対策ではないですが、安心安全に願いたいところです。
2021/07/03 時事回文