創るね速さや、跳ねる靴
ちょっと前になりますが、1月の箱根駅伝には驚かされました。10区間中8区間で区間新記録が出ました。なぜこんなにも速くなったのか観ていて不思議でした。どうもそれはランニングシューズにありました。いわゆる厚底シューズ、ナイキの「ウエイバーフライ」を多くの選手が履いていて、このシューズの大きな反発力が新記録増産をもたらしたようなのです。このシューズを履いたケニアの男子選手はマラソンで人類初の2時間切りを成し遂げ、女子マラソンでも世界新記録がこのシューズを履いた選手が打ち立てました。まさに跳ねる靴であります。世界陸連ではこのシューズの使用を禁止することが検討されました。(結局禁止にはならない見通しですが。)このことはかつてスピードの出る水着が禁止されたことを思い出させます。これからも科学技術の進歩はスポーツ界に大きな影響を与えていきそうです。着衣や道具を一切使わない競技、たとえば大相撲くらいしか影響のないものはないかもしれません。(ただ大相撲にも回しがあります。指が入りにくい回しも開発されるかもしれませんが。。)
「創るね速さや、跳ねる靴」ツクルネハヤサヤハネルクツ
2020/02/13 時事回文