年寄り、ノリ良しと。
帝国データバンクによると今、現役の社長さんの平均年齢は59才7ヶ月くらいのようです。
1980年当時は52才1ヶ月だったとのことですから、30年で、7才以上も高齢になったようです。
この社長年齢の上昇の背景には事業承継がスムーズにいっていないことがあるようです。特に中小企業については、大概会社の信用は社長個人の信用力と一体となっており、社長の相続人などから選ばねばならないケースが多く、その点からも後継者選びが難しいと言えます。(現在の中小企業の7割以上が後継者不在とも言われます。)
後継者がいなければ、どうするか、まず簡単なのが、事業の廃業&精算でしょう。そしてもう一つ考えられるのが、第三者への会社売却、いわゆるM&Aです。
これからの高齢化社会、少子社会を考えると、後継者不足問題はさらに深刻になりそうです。
そんな中、M&A市場は大きくなっていくように思います。そして不動産の売買も所有する会社ごとになることも増えるように思います。
会社売買であれば、登録免許税や不動産取得税を節約できます。
また、建物に対する消費税も掛かりません。(消費税増税になれば、このメリットは大きくなりますね。)
不動産仲介業者も会社売買を勉強しなければいけない時代になるかもしれません。
しかし、高齢者も元気な時代、社長もイケイケでしばらく頑張らねばいけませんね。
「年寄り、ノリ良しと。」トシヨリノリヨシト
2016/01/21 時事回文