石破新総理は自民党総裁選前に、衆議院解散はその大義を得るため野党との討論を十分交わした上で行う旨広言していました。しかし、総裁選に勝利し、首相指名を目前にして前言撤回、衆議院早期解散を明言しました。これに野党は激しく反発し、「敵前逃亡」内閣であるなどとの批判が噴出しています。石破総理は本音では、そもそも憲法の精神に反する大義に欠けた議会解散は好ましく思っていないようですが、党内圧力に屈した感じです。野党との論戦でボロが出ないうちにご祝儀相場で解散すれば、当選者が増えるとの自民党内の大方の意見に抗しきれなかったのでしょう。結局は選挙での勝利がいわば大義である自民党・与党ですね。今後の政権運営に不穏な石破内閣の船出です。
「大義か？「勝つか」がキイだ。」タイキカカツカカキイタ