官吏誤算さ、懲りんか。
国交省で建設統計の二重計上ミスが明るみになりました。統計は国家の指針で、政策立案の基礎となるものです。これを単純なミスで間違うとは。従来優秀さが売り物であった日本の官僚組織にはあり得ないことではないでしょうか。これに先立ち経産省の官僚が、自らが所管のコロナ禍に対する持続化給付金の不正受給詐欺を犯し逮捕され、このほど懲役実刑判決が下されました。国民の信頼の上に成り立つ権力を有する官吏が、国民を酷く欺くという前代未聞の悪事でしょう。このところ立て続けに起こった官僚不祥事は日本の統治機構の劣化を感じさせる悲しい出来事です。これはもしかすると統治機構のみならず日本社会の劣化にまで及んでいるのかもしれません。何とか改善を図らねばならないことです。
「官吏誤算さ、懲りんか。」カンリコサンサコリンカ