東芝がイギリスの投資ファンド「ｃｖｃキャピタルパートナーズ」から買収に向けた提案を受けていることが明らかになりました。買収額は2兆円でＴＯＢを用い東芝の全株を取得し、非公開化する考えのようです。ＴＯＢでの株式買い取り価格が市場価格の3割高ということで、この発表があった日は東芝の株はストップ高になりました。ただ、東芝は日本の安全保障にかかわる「コア業種」なので日本政府が認めるかどうかなど実現にはハードルがありそうです。しかし、巨額の買収提案ですが、背景には世界的な金余りがあるように思います。買収するファンドはおそらく買収後株式非公開になったところで会社を解体し、企業価値がある部門だけ売却、もしくは再上場して資金を回数するのではないでしょうか。日本のリーディングカンパニーがマグロの解体のようにされるのはちょっぴり忍び難いことであります。

「「芝」の値伸ばし。」シハノネノハシ