富む間ときどき、トマムと。
星野リゾートトマムはインバウンド好調で営業成績好調です。しかし、そんな中、このトマムリゾートを所有者である中国の不動産会社(豫園商城)が売却しました。売却価格は408億円とのこと。
トマムリゾートはかつて平成バブルのとき憧れのリゾートとしてアルファホテルが経営していたもののバブル崩壊で敢え無く破綻しました。北海道拓殖銀行の破綻がその大きな引き金になったと記憶しています。日本のバブルの栄華とその崩壊を象徴するようなリゾート施設です。そして2004年頃から星野リゾートが経営受託し、高級リゾートとして息を吹き返します。このときの資本家が先の中国企業です。中国の急成長を反映する経緯です。しかし、今般中国の不動産バブル崩壊で、所有会社は売却換金しました。このトマムの成り行きはバブル経済の盛衰を表していると言えます。今回の買い手は東京の合同会社でおそらく外資の受け皿SPCと思われます。もしかすると中国資本が入っているかもしれません。所有会社のバランスシート調整のためのある意味形式的売買のような気もします。これは筆者のあくまで私見ですが。
「富む間ときどき、トマムと。」トムマトキトキトマムト
2024/08/06 時事回文