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価値問いたし…隣家の管理次第と、地価

 長期間放置された空き家は2023年までの5年間で3.9兆円の損害を生じさせたと言う調査結果が「全国空き家対策コンソーシアム」という民間団体から発表されました。新聞報道によれば長期不在の空き家は2023年全国で385万戸に上るとのこと。しかも毎年7万戸程度増加しているようです。空き家の多くは一戸建てですが、今後は老朽化したマンションも増えてきそうです。
 長期不在空き家は害虫や害獣の発生原因になったり、防犯治安上も問題になります。長期空き家の半径50mの範囲はその空き家の荒廃程度にもよるでしょうけれど、不動産価格下落を引き起こすようです。
 不動産価格の低下は更なる長期空き家を生じさせ、それがまた周辺地価を低下させるという負のスパイラルが今生じています。マンションの場合は長期不在空き家増加は管理費等滞納を増加させ、それによる管理状態悪化でマンション全体の価値が毀損を招くでしょう。
 不動産投資において近くに嫌悪施設があるかは大きな判断ポイントです。長期不在空き家はどうやら嫌悪施設の仲間入りと言えましょう。

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    2024/06/22   時事回文   

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