建ちた。憎い解体かい、国立だ。
これまで聞いたことが無いことが起こりました。法令違反が無いマンションが住民の建設反対で、竣工後に解体することになったとのこと。場所は国立市で、デベロッパーは積水ハウスです。国立駅から伸びる富士見通りに沿い建築された「グランドメゾン国立富士見通り」がそのマンションです。駅から徒歩10分、総戸数18戸のこのマンションは建設前から周囲住民から富士山が見えなくなるなどの理由で建設反対の声が上がっていました。しかし、建築法令に違反していない建設計画でしたので、住民説明会を行い、11階建て計画を10階にすることで、周辺住民との合意は無い中でも着工、分譲した積水ハウスでした。しかし、建設を終えいよいよ購入者への引渡をする運びになったところで、計画を中止し、建物解体を行うとのこと。これまで耐震偽装などでの解体はありましたが、こんな例はかつて無かったように思います。購入契約者もいたと思いますので既契約者の意見などを聞いた上での決断だったのでしょう。入居後白い目で見られるのは気が引けるという方もいたかもしれません。いずれにしろ今後のマンション開発における大きな失敗事例になりそうです。少なくとも国立駅周辺ではマンション建設NGでしょう。
「建ちた。憎い解体かい、国立だ。」タチタニクイカイタイカイクニタチタ
2024/06/11 時事回文